電話面接でよく聞かれる質問と答え方|流れ・希望年収・逆質問まで
電話面接は、採用担当者が15〜30分ほどで経歴と求人の要件が合うか、志望度、希望年収や入社時期、話し方を確かめる最初の選考です。自己紹介、志望理由、転職理由、希望条件の四つに短く答えられるよう準備し、履歴書と求人票を手元に置いて静かな場所で受けましょう。
電話面接は、採用担当者が15〜30分ほどで「経歴が求人の要件に合っているか」「志望度は高いか」「希望年収や入社時期は合うか」「話が分かりやすいか」を確かめる最初の選考です。質問はおおむね決まっているので、短い答えを声に出して準備し、履歴書と求人票を手元に置いて受ければ落ち着いて対応できます。
電話面接では何を確認されますか?
電話面接(Web会議で行う場合は「Web面談」と呼ばれることもあります)は、多くの場合、人事や採用担当者が行う最初のふるいです。この段階で細かい専門スキルまで深く問われることは多くありません。担当者が確かめたいのは主に次の四つです。
- 要件との一致:必須条件に当てはまる経験やスキルがあるか
- 志望度:この会社のこの仕事を理解し、本当に入りたいと思っているか
- 話し方:経歴を短く、分かりやすく説明できるか
- 条件面:希望年収、入社可能時期、勤務地やリモート勤務の希望
顔が見えない電話では、話の分かりやすさと声のトーンがそのまま印象になります。結論から話し、一つの答えを1分程度に収めることを意識しましょう。
電話面接とその後の面接は何が違いますか?
電話面接は「次の面接に進めてよいか」を判断する場です。その後の一次・二次面接では、配属先の現場責任者が加わり、「実際に仕事を任せられるか」を具体的なエピソードで深掘りしていきます。つまり電話面接では広く浅く、後の面接では狭く深く聞かれるイメージです。違いの詳細は一次面接と二次面接の違いで解説しています。
電話面接でよく聞かれる質問と答え方は?
「簡単に自己紹介をお願いします」
現在の仕事(または学校)、求人に一番関係のある経験を一つか二つ、そして今回応募した理由を、1分程度でまとめます。経歴を古い順にすべて話す必要はありません。組み立て方は面接の自己紹介を参考にしてください。
「なぜ当社に応募されたのですか?」
求人票から読み取った仕事内容のうち、自分がやりたいことと重なる点を一つ、さらにこの会社ならではの理由を一つ挙げます。「成長できそうだから」だけでは、どの会社にも当てはまってしまいます。
「転職を考えている理由を教えてください」
今の職場の不満ではなく、「これから何をしたいか」を中心に話します。一、二文で十分です。
架空の回答例(小林 大輔さん、食品メーカーの営業職からマーケティング職へ):「営業として5年間、量販店の売り場づくりに関わる中で、商品が選ばれる理由をデータで考える仕事に軸足を移したいと思うようになりました。御社のマーケティング職は、店頭の情報を商品企画に生かす役割だと伺い、これまでの経験がそのまま生かせると考えて応募しました。」
「現在のお仕事の内容を教えてください」
担当範囲を一文で説明し、成果を一つ添えます。「チームで達成しました」ではなく、自分が何をしたのかを言いましょう。
「当社について知っていることはありますか?」
会社のWebサイトと最近のニュースリリースを10分ほど読んでおけば足ります。事業内容、主な顧客、最近気になった取り組みを一つずつ言えれば十分です。
「入社可能な時期はいつ頃ですか?」
在職中なら、就業規則で定められた退職の申し出時期と引き継ぎ期間を確認しておき、「内定から2か月程度で入社可能です」のように具体的に答えます。
希望年収を聞かれたらどう答えればいいですか?
日本の電話面接では、「現在の年収」と「希望年収」をセットで聞かれることがよくあります。答えるときのポイントは次のとおりです。
- 年収(額面・税込)で答える:月給や手取りではなく、賞与を含めた税込の年収で話すのが一般的です。賞与や残業代の内訳を聞かれることもあるので、源泉徴収票で確認しておきましょう。
- 幅で伝える:求人票の想定年収や、同じ職種・地域の求人を事前に調べたうえで、「520万〜580万円を希望しています」と幅を持たせます。
- 根拠を一言添える:「現在の年収が500万円で、担当範囲が広がることを考えて」のように理由があると、交渉の余地が生まれます。
- 未定でも逃げない:まだ決めきれない場合は「御社の規定に従いますが、現年収以上を希望しています」と最低ラインだけでも伝えます。
転職エージェント経由の応募なら、年収の細かい交渉はエージェントに任せてもかまいません。ただし、自分の希望額は自分の口で言えるようにしておきましょう。
電話面接の当日はどんな準備をすればいいですか?
- 静かな場所を確保する:自宅の個室が理想です。外出先なら、駅のホームやカフェは避け、通信が安定する場所を選びます。
- 手元に置くもの:履歴書・職務経歴書、求人票、会社について調べたメモ、希望年収と入社時期、逆質問のメモ、筆記用具。読み上げるためではなく、確認用です。
- Web面談の場合:カメラを目の高さに合わせ、背景を整え、イヤホンマイクで音声を確認します。開始5分前には接続しておきましょう。
- 知らない番号からの着信:応募中は電話に出られるようにしておき、出られなかった場合は留守番電話を確認して、その日のうちに折り返します。
- 予定外の電話がかかってきたら:移動中など話せない状況なら、「大変申し訳ありません。ただいま外出先のため、〇時以降に改めてお電話してもよろしいでしょうか」と伝えて問題ありません。準備不足のまま受けるより、時間を決め直した方が印象は良くなります。
最後に何を質問すればいいですか?
「何か質問はありますか」と聞かれたら、二つか三つは用意しておきましょう。電話面接では、選考の進み方や仕事の全体像を聞くのが自然です。
- 「この後の選考はどのような流れになりますか?」
- 「配属予定のチームでは、どのような方が活躍されていますか?」
- 「このポジションで、入社後最初に期待されることは何でしょうか?」
逆質問の考え方は面接の逆質問で詳しく紹介しています。
電話面接に向けて声に出して練習するには?
電話では表情や身振りが伝わらないぶん、話の長さと声の聞き取りやすさがそのまま評価につながります。準備は30分あれば十分です。
- 求人票を読み、特に重要な要件を三つに線を引く
- 自己紹介を声に出し、1分半以内に収まるまで繰り返す
- 要件を裏づけるエピソードを二つ選び、自分の行動を中心に話せるようにする
- 希望年収、入社可能時期、勤務地の条件を書き出す
- 逆質問を三つメモする
- スマートフォンで録音して一度通しで話し、聞き返す
社会人経験がまだない方は、社会人経験なしの面接対策もあわせて読んでおくと、話せるエピソードが見つかりやすくなります。
よくある質問
電話面接は何分くらいかかりますか?
15〜30分程度が一般的です。ただし話が弾んで延びることもあるので、前後に30分ほど余裕を持たせて予定を入れておくと焦らずに済みます。
カジュアル面談と電話面接は何が違いますか?
カジュアル面談は、選考の前にお互いを知るための場として案内されることが多く、会社側から事業や仕事内容を説明する時間が長めです。とはいえ、話した内容が次の選考の参考にされることもあるので、志望理由や経歴は電話面接と同じように話せる準備をしておきましょう。
電話面接で落ちることはありますか?
あります。必須条件が合わない、希望条件が大きく離れている、志望理由がはっきりしないといった場合は、ここで見送りになることがあります。短い面接ですが、本番の一次面接と同じ気持ちで準備しましょう。
電話面接の後にお礼の連絡は必要ですか?
必須ではありませんが、メールで当日中に短くお礼を伝えると丁寧な印象になります。面接で聞きそびれたことがあれば、一つだけ添えて確認しても構いません。