面接での志望動機の答え方|「なぜ当社を志望したのですか」回答例つき

更新日 2026年10月16日

面接で志望動機を聞かれたら、①企業について自分で調べて見つけた具体的な点、②その仕事で自分がやりたいこと、③自分が持っている経験とこれから目指す方向、の三つをつなげて1分程度で話します。「御社でなければならない理由」が企業研究に基づいているかが、評価の分かれ目です。

面接で志望動機を聞かれたら、企業について自分で調べて見つけた具体的な点、その仕事で自分がやりたいこと、自分が持っている経験と目指す方向の三つをつなげて、1分程度で話します。大事なのは「御社でなければならない理由」を、企業研究にもとづいて言えるかどうかです。

面接官は志望動機で何を確かめているのですか?

「当社を志望した理由を教えてください」「なぜこの職種に応募されたのですか」など聞き方はさまざまですが、面接官が確かめたいのは主に三つです。

新卒採用でも中途採用でも、志望動機は履歴書やエントリーシートにも書くことが多い項目です。そのため面接官は書類の内容を手元に置き、「書いてあることを、自分の言葉で深く話せるか」を見ています。

志望動機はどんな構成で話せばいいですか?

おすすめは、次の3ステップです。

  1. 会社について:調べて見つけた具体的な点を一つ挙げます。「業界大手だから」ではなく、「〜という取り組みを知り、〜だと感じました」と、自分が何に惹かれたのかまで言います。
  2. 仕事について:その職種で、自分が具体的にやりたいことを話します。「御社の〜の仕事で、〜に携わりたいと考えています」。
  3. 自分について:これまでの経験の中で、その仕事に活かせることを一つ挙げ、将来どうなりたいかで締めます。

三つが一本の線でつながっていると、「この人はうちで働く理由がはっきりしている」と伝わります。

企業研究は20分で何を調べればいいですか?

時間がなくても、次の順番で20分あれば志望動機の材料は集まります。

  1. 企業の公式サイトと採用ページ(5分):事業内容、大切にしている考え方、社員インタビューを読みます。
  2. 求人票(3分):仕事内容と求める人物像から、会社が今困っていることを読み取ります。
  3. 最近のニュースやプレスリリース(4分):新サービス、新しい拠点、提携など、直近の動きを一つ押さえます。上場企業なら中期経営計画の要約も役立ちます。
  4. 商品やサービスに触れる(4分):アプリを使う、店舗を見る、資料を請求するなど、利用者の目で一度体験します。
  5. 口コミサイトや社員の発信(4分):働き方の雰囲気を確かめます。ただし悪い評判を面接で持ち出すのは避けましょう。

調べながら、「へえ」と思った点を一つメモしておくのがコツです。その一つが、志望動機の一番目の材料になります。

志望動機の回答例は?

以下はすべて架空の例です。言い回しではなく、組み立て方を参考にしてください。

新卒の場合(食品メーカーの営業職、高橋 陽菜さん)

「御社のサイトで、地域のスーパーと一緒に売り場づくりをする取り組みを知り、商品を届けるだけでなく、お店と一緒に売り方を考える営業に魅力を感じました。私は大学の4年間、スーパーでアルバイトをし、手書きのポップを工夫して担当の棚の売れ行きが良くなった経験があります。御社の営業として、お店の方と一緒に売り場を考えられる人になりたいと考え、志望しました。」

同職種での転職の場合(Webエンジニア、伊藤 大輔さん)

「御社の開発ブログで、サービスの表示速度を改善した取り組みを読み、利用者の使いやすさを数字で追いかける文化に惹かれました。現職では受託開発でさまざまな案件に関わってきましたが、自社のサービスを長く育てる仕事に挑戦したいと考えています。表示速度の改善には現職でも取り組んできたので、その経験を活かして、御社のサービスの改善に早く貢献したいです。」

未経験職種への転職の場合(販売職から人事へ、小林 真由美さん)

「求人票で、店舗スタッフの採用と育成を強化されると拝見し、応募しました。私はアパレル店舗の店長として5年間、アルバイトの採用面接と新人研修を担当し、教え方を見直したことで新人の定着が良くなりました。御社は店舗が多く、現場を知る人事が求められていると考えています。店舗の経験を活かしながら、人事の専門性を身につけていきたいです。」

避けたい志望動機のNG例は?

「なぜ今の会社を辞めるのですか」と続けて聞かれたら?

転職の面接では、志望動機のすぐ後に転職理由を聞かれることがよくあります。ポイントは、志望動機と同じ方向を向いた理由にすることです。上の伊藤さんなら、「受託開発ではリリース後の改善まで関われないことが多く、一つのサービスを長く育てたいと考えるようになりました」と話せば、志望動機と自然につながります。

現職の人間関係や待遇への不満が本当の理由でも、それだけを話すのは避けましょう。不満を「次の職場で実現したいこと」に言い換えるのが基本です。

この質問への準備は、「あなたを採用するメリット」への答え方とも共通する部分が多くあります。また二次面接では、会社への志望動機から一歩進んで「なぜこのチームなのか」を聞かれます。詳しくは二次面接でよく聞かれる質問をご覧ください。

志望動機を自然に話せるようにするには?

志望動機は書類で何度も書いているぶん、面接では暗記した文章を読み上げるような話し方になりがちです。本番前には、三つのステップのキーワードだけを紙に書き、声に出して1分で話す練習をしましょう。「具体的には、どの取り組みのことですか?」「同業他社との違いは?」と聞き返される場面も想定しておくと安心です。全体の準備の流れは面接準備の進め方にまとめています。

よくある質問

履歴書の志望動機と面接で話す志望動機は同じでいいですか?

軸は同じにしてください。書類と面接で理由が違うと、一貫性を疑われます。書類の内容を土台に、面接では調べて分かった具体的な点や、自分の経験とのつながりを言葉で補うイメージです。

「同業他社ではなく、なぜ当社なのですか」と聞かれたら?

その会社にしかない点を一つ挙げられるかが勝負です。扱う商品やサービスの特徴、お客様の層、事業の進め方など、比較して気づいた違いを具体的に話しましょう。他社を悪く言う必要はありません。

第一志望ではない会社で志望動機を聞かれたら、どう答えますか?

その会社の仕事で魅力を感じた点は、どの会社にも必ずあります。第一志望かどうかを自分から言う必要はなく、本当に惹かれた点を正直に話せば十分です。「第一志望ですか」と直接聞かれたら、前向きに検討していることを伝えましょう。

志望動機はどのくらいの長さで話せばいいですか?

1分前後、文字にして300字程度が目安です。面接官は興味を持った点を質問してくれるので、最初から全部を話そうとせず、要点を伝えて相手に掘り下げてもらう方が会話が弾みます。

あわせて読みたい