英語面接の対策:よく聞かれる質問と回答例、使えるフレーズ
英語面接で評価されるのは、発音のきれいさや難しい単語ではなく、質問を理解し、具体的な経験を相手に伝わる英語で話せるかどうかです。定番の質問ごとに答えの骨組みとキーワードを用意し、声に出して時間を計りながら練習するのが一番の対策です。
英語面接で評価されるのは、ネイティブのような発音や難しい単語ではなく、質問を正しく理解し、具体的な経験を相手に伝わる英語で話せるかです。定番の質問ごとに答えの骨組みとキーワードを用意し、声に出して時間を計りながら練習すれば、英語が第一言語でなくても十分に準備できます。
英語面接で面接官は何を評価していますか?
外資系企業や海外拠点のある会社の英語面接で、面接官が見ているのは主に次の四つです。
- 伝わるかどうか:文法が多少崩れても、言いたいことが相手に届いていれば問題ありません。
- 質問を理解しているか:聞かれたことにずれずに答えられるか。分からなければ聞き返せるか。
- 具体的な例があるか:「I'm a hard worker.」より、実際にやったことと結果の方がずっと伝わります。
- 話の流れが止まらないか:語彙の多さより、簡単な単語で途切れずに話し続けられることが大切です。
アクセントは問題ではありません。 日本語なまりの英語でも、はっきり、ゆっくり話せば十分に伝わります。発音を気にして声が小さくなる方が、よほど不利です。
英語面接でよく聞かれる質問と回答例は?
以下の回答例はすべて架空のものです。英文は書き出しの一例なので、自分の経験に置き換えて使ってください。
Tell me about yourself.(自己紹介をしてください)
経歴の読み上げではなく、「現在の仕事 → 主な実績 → なぜこのポジションか」を1分程度で話します。
"I'm Yuki Sato, and I've been working as a sales representative at an industrial parts maker in Osaka for five years. I mainly handle overseas clients in Southeast Asia..."
日本語版の考え方は面接の自己紹介の答え方が参考になります。
Why do you want to work for us?(志望動機)
会社の事業と自分の経験の接点を一つ示します。
"I've followed your expansion in the Asian market, and I'd like to use my experience with distributors in the region to support that growth."
What are your strengths and weaknesses?(長所と短所)
長所は出来事を一つ添えて、短所は改善のための行動までセットで話します。
"One of my weaknesses is that I used to take on too many tasks myself. Now I share a weekly task list with my team so we can split the work earlier."
短所の選び方は「あなたの短所は何ですか」への答え方で詳しく解説しています。
Tell me about a time you solved a problem.(課題を解決した経験)
状況 → 行動 → 結果の順で、主語は「I」にします。
"Last year, one of our key clients was unhappy with delivery delays. I set up a weekly call with the logistics team and the client, and within three months the complaints stopped."
Do you have any questions for us?(逆質問)
"What would you expect me to achieve in the first three months?"
英語面接で使える定番フレーズは?
完璧な英文より、場面ごとの決まり文句を数個、口になじませておく方が役に立ちます。
聞き返す
- "Sorry, could you repeat the question?"
- "Do you mean...?"(質問の意図を確認するとき)
考える時間をもらう
- "That's a good question. Let me think for a moment."
- "Let me give you an example."
自分の役割を説明する
- "I was responsible for..."
- "I led a team of five people."
- "My main role was to..."
答えを締める
- "So that's how I improved the process."
- "That experience is why I'm interested in this role."
日本人が英語面接でやりがちな間違いは?
- 和製英語をそのまま使う:「skill up」「career up」「salaryman」は英語では通じにくい表現です。「improve my skills」「advance my career」「office worker」などに言い換えましょう。
- 日本語の直訳:「頑張ります」を毎回「I will do my best.」と言うと、具体性に欠けて聞こえます。「I'll start by...」のように、何をするかを言いましょう。「勉強させていただきたい」の直訳「I want to study at your company.」も、会社を学校のように扱っている印象を与えます。
- challenge の使い方:「I want to challenge new things.」は不自然です。「I want to take on new challenges.」が自然な言い方です。
- 職名の直訳:「課長」を「Section Chief」と訳しても、相手には役割が分かりません。「I manage a team of eight in the accounting department.」のように、何人をまとめ、何を担当しているかで説明しましょう。「総合職」「営業事務」なども、職名ではなく仕事内容で伝える方が確実です。
- 主語や冠詞を落とす:日本語の感覚で「Was in charge of sales.」と主語を省きがちです。「I」から始める癖をつけると、自分の貢献もはっきり伝わります。
- 謙遜しすぎる:「My English is not good, sorry.」で始めると、自分から評価を下げてしまいます。謝らずに、そのまま話し始めましょう。
- 答えが長すぎる・台本を暗記する:日本語の構成をそのまま英訳した長文は、途中で詰まりやすくなります。暗記した文章を棒読みすると、追加の質問で崩れます。一つの答えは1分前後を目安にしましょう。
英語面接は、どう練習すればいいですか?
- 答えをキーワードで用意する:質問ごとに英語のキーワードを3〜4個だけメモし、毎回その場で文にします。
- 声に出して時間を計る:黙読では練習になりません。1回ごとに録音し、1分前後に収まるか確認しましょう。
- 自分の録音を聞き直す:「えーと」が多い箇所、詰まった単語を確認し、もっと簡単な言い方に置き換えます。
- 途中で質問される練習をする:本番では「Can you give me a specific example?」と話の途中で聞かれます。話を遮られても、落ち着いて答え直せるようにしておきましょう。
質問全体の傾向は面接でよく聞かれる質問一覧、準備の流れは面接準備の進め方にまとめています。
よくある質問
TOEICの点数が低くても英語面接は通りますか?
点数と面接で話せるかどうかは別物です。面接では、仕事の話を自分の言葉で説明できるかが見られます。点数に自信がなくても、自分の職務に関する語彙と定番の答えを声に出して準備しておけば、十分に戦えます。
面接の一部だけ英語、というケースはありますか?
あります。外資系企業や海外と取引の多い部署では、日本語の面接の途中で「ここからは英語でお願いします」と切り替わることがあります。自己紹介と志望動機くらいは、いつ切り替わっても話せるようにしておくと安心です。
英語の履歴書(レジュメ)と面接の答えはそろえるべきですか?
はい。面接官はレジュメを見ながら質問するので、職名や数字が書類と一致しているか確認しておきましょう。レジュメに書いた英語の職名を、そのまま口に出して自然に言えるかも練習しておくと安心です。
面接官の英語が速くて聞き取れなかったら、失礼になりますか?
聞き返すこと自体は失礼ではありません。分からないまま的外れな答えをする方が、ずっと印象が悪くなります。「Could you say that again, please?」と落ち着いて聞き返しましょう。